月曜日, 12月 30, 2024

自宅内で高齢者の転倒事故が起きやすい要注意ポイント

高齢者の方は、加齢と共に反応が鈍くなるなどの理由により、転倒のリスクが高まります。外出先での転倒事故も多いものの、高齢者の方が自宅内で転倒するケースも多く、自宅だから安心というわけではありません。自宅の中でも、特に転倒事故が起きやすい場所として挙げられるのが、ベッドの周辺です。ベッドに乗ろうとする時とベッドから降りようとする時は、転倒事故が起きやすいので注意が必要です。

転倒事故対策として、柵がついている介護用ベッドもありますが、柵があれば安心というわけではありません。柵は、自由に動きたいときの妨げにもなることがあるので、不満を感じた高齢者の方が柵を乗り越えようとしてしまう恐れがあります。高齢者の方の自由を制限せず、かつ転倒事故を防ぐのはなかなか難しいので、転倒事故が起こった際のダメージを減らす方向性で対策を進めるのも手です。低床ベッドと呼ばれるような床に近いところにあるベッドを用意したり、衝撃を防ぐためのマットをベッドの近くに配置したりすることで、ある程度は転倒のダメージを減らせます。

意外かもしれませんが、キッチンも高齢者の方の転倒がよく起こっている場所で、転倒の原因となっているのはキッチンマットです。高齢者の方は、ちょっとした段差であっても転倒する可能性があるので、キッチンマットは意外と危険な存在です。キッチンマットに限らず、高齢者の方がつまずきそうなものは、できるだけ自宅の中に置かないように意識することが大事です。